2026年9月24日
アルバイトしかしていない人の、書くことの見つけ方

アルバイトしかしていなくて職務経歴書の手が止まっているなら、書くのは頑張ったことと工夫したことの2つで足ります。
企業の採用担当は、書類をそれほど細かく見ていません。
アルバイトの経験でも、面接で話す材料には十分なります。
こんにちは!
今日は、職務経歴書に書くことがない、という話をしたいと思います。
地元で働きながら、はじめてに近い転職を考えている20代の方に向けて書いています。何度か転職してきた方だと、また話が変わってくるかもしれません。
僕は転職の相談に乗る仕事をしていて、月に50名くらいの方とお話ししています。
「アルバイトしかしていないので」で、手が止まる
これ、本当によく聞きます。
正社員の経験がないと、職務経歴書の欄が埋まりません。埋まらないので書類を出せず、応募まで進めずに止まってしまう方が、毎月けっこういらっしゃいます。
気持ちはよく分かります。空欄って、見ているうちに自分の中身まで空っぽみたいな気がしてきますが、あれは紙のせいです。
ただ、ひとつお伝えしたいことがあります。
ぶっちゃけ、そんなに見られていません
企業の採用担当は、履歴書と職務経歴書を、実はあまり細かく見ていません。
身も蓋もない話なので、怒られそうですね。
理由は単純で、忙しいからです。ひとつの募集に何十通と届きますし、採用担当の方はたいてい他の仕事も持っています。1枚にかけられる時間が、そもそも短いんですよね。
職種も「ああ、飲食だったんだ」くらいの参考程度です。そこから何かを判断しているというより、面接で聞く材料を拾っているだけ、という感じですね。
見られているのは、会社の数くらい
じゃあ何を見ているかというと、だいたい、経験した会社の数です。
何社で働いてきたかを見ているだけなので、拍子抜けしますよね。
アルバイトしかしていない方、とくにはじめての転職の方にとっては、会社の数で減点される場面がそもそも無いので、むしろ良い話だと思っています。
じゃあ、何のために書くのか
見られていないなら書かなくていいのかというと、そうでもありません。
書類は、面接で話すことの下書きだと思うといいです。
面接では必ず「これまでどんなことをされてきましたか」と聞かれます。そのときに、一度でも書き出したことがあるかないかで、出てくる言葉の量も、途中で詰まったときの戻り方も、ぜんぜん違ってきます。
通すために書くのではなく、自分が話せるようになるために書く、と置き直すと、少し気が楽になりませんか。
どうせそんなに見られていないので、完璧じゃなくていいです。
書くのは、2つだけでいい
僕が相談の場で聞いているのは、「頑張ったことは何ですか」と「工夫したことは何ですか」の2つです。
アルバイトでも、本当に立派な経験になります。続けていれば頑張った場面はありますし、やりにくいところを自分で変えた瞬間もあるはずです。
新しく入った人に教える役をやっていた、マニュアルを作った、挨拶をしっかりしていた、といったことで構いません。
最後のやつは小さすぎると思ったかもしれませんが、それでいいんです。
そういうものは、履歴書の職種の欄には一行も残りませんが、面接で聞かれたときには、いちばん話しやすい材料になります。
書いたものを自己PRと志望動機のどちらに入れるかは、書き分けの記事に書きました。
ひとつだけ、見られているものがあります
ここまで「そんなに見られていません」と書いてきましたが、例外がひとつあります。
働いていない期間、いわゆるブランクだけは見られます。
ただ、ブランクがあること自体で落ちる場面は、あまりありません。落ちるのは、聞かれたときに説明できなかったときです。
だから、理由を面接で言えるようにしておくと安心です。中退や短期離職を聞かれたときと同じで、ちゃんと言い方のコツがあって、そこを押さえておくだけで、当日あわてる確率がぐっと下がります。
長くなるので、そこはまた別の記事に書きました。小出しにしてすみません。
さいごに
職務経歴書が埋まらなくて止まってしまう方にいちばんお伝えしたいのは、書けることは思っているよりずっと小さくて大丈夫、ということです。
完璧に仕上げようとして何週間も手が止まり、そのあいだに募集のほうが終わってしまうほうが、ずっともったいないかなと思います。
書くのは面接で話せるようになるためなので、まずは頑張ったことと工夫したことを、思い出せるだけ書いてみてください。
その下書きに使える「じこぴ」を、このサイトに置いています。
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松結 紡(まつゆい つむぐ)
転職の相談に乗る仕事をしています。月に50名ほど。じこぴをつくりました。
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