2026年9月26日
「5年後どうなっていたいですか」に、どう答えるか

面接の「5年後どうなっていたいですか」で止まってしまうなら、話す中身は変えなくて大丈夫です。
変えるのは順番だけで、遠い目標から先に言って、手前に戻ってきてください。
同じ中身でも、それだけで逆算しているように聞こえます。
こんにちは!
今日は、面接で「5年後どうなっていたいですか」と聞かれたときの話です。
地元で働きながら、はじめてに近い転職を考えている20代の方に向けて書いています。
僕は転職の相談に乗る仕事をしていて、月に50名くらいの方とお話ししています。
未来の話だけ、急に答えられなくなる
面接で聞かれるのは、過去と現在と未来の3つです。
過去はこれまで何をしてきたか、現在はなぜ転職したいのかで、ここまではなんとか答えられる方が多いんですよね。
止まってしまうのは、3つ目の「うちで5年後、どうなっていたいですか」のほうです。
相談の場で練習していても、黙ってしまうのは毎回ここです。そして、「まだやったこともないのに、答えようがないですよ」と、だいたい同じことを言われます。
そのとおりだと思います。やったことのない仕事の5年後を、その場ですらすら思い描けるほうが、むしろ不自然です。どこかで読んだ言葉を借りてきているのかもしれない、と思ってしまいます。
でも、黙るのもつらい
とはいえ、黙ったままでいるのも苦しいですし、それらしいことを言おうとすると、今度は嘘くさくなります。
御社に貢献したい、成長したい、と言いながら、自分でも薄いなと思う、あの感じはきついんですよね。
ただ、ここでひとつお伝えしたいことがあります。
中身は、変えなくていいです
話す中身を良くしようとしなくて大丈夫です。変えるのは順番だけで、遠い目標から先に言って、そこから手前に戻ってくるように話してみてください。
同じことを言っていても、逆算しているように聞こえるので、伝わり方が変わります。
逆に1年目から順に積み上げていくと、中身は同じなのに、思いつきで並べているように聞こえてしまうのが不思議なところです。
実際に、こうお伝えしています
面談でお渡ししている言い方を、そのまま載せます。
未経験の私が考える、いま時点での目標ではございますが。
5年目までに、部下がいるようなポジションに就きたいと思っております。
そのために3年目までには、後輩の指導をしっかりできるスキルと、信頼を得ていきたいです。
そのために1〜2年目は、しっかり学んで、一人でも仕事を任せていただけるくらいのスキルを身につけたいと考えています。
5年、3年、1〜2年の3段で、だんだん手前に降りてきます。
年数だけ応募先に合わせて変えれば、あとはそのままで構いません。
内容は、一人で仕事ができるようになって、後輩を見られるようになって、いずれ人をまとめる、という順番に並べただけで、たいしたことは言っていません。それでも、遠くから話すと逆算に聞こえます。
この「遠くから話す」がいちばん役に立つのは、部長や役員が出てくる最終面接です。そちらは最終面接の記事に書きました。
頭の「未経験ですが」も、役に立っています
もうひとつは、最初に置いた「未経験の私が考える、いま時点での目標ではございますが」という一言です。
これを先に言っておくと謙虚に映るので、そのあとで多少大きなことを言っても角が立ちません。
前に書いた記事で、面接で過去を突かれたときの話を書きました。あのときの答え方も、「反省しています」から始めるものでした。
どちらも、先に自分から言ってしまうと、そのあとが楽になります。面接ではだいたい、隠すと探られて、先に出すと話がそのまま流れていくものです。
ここまでは面接の話でしたが、同じことが応募書類でも起きます。自己PRと志望動機の書き分けは別の記事に書きました。
さいごに
未来の質問に、正解はないと思っています。5年後のことなんて、面接官にも分かりません。
見られているのは、中身が正しいかどうかより、考えようとしたかどうかです。
だから、遠くから手前へと順番を変えるだけで十分です。
その順番で一度書き出しておくと、当日そのまま話せます。書き出しに使える「じこぴ」を、このサイトに置いています。
無料・登録不要・30秒ほどでできます
松結 紡(まつゆい つむぐ)
転職の相談に乗る仕事をしています。月に50名ほど。じこぴをつくりました。
X: @MatsuyuiTsumugu / note: note.com/matsuyui_tsumugu