2026年10月17日
事務は、入りにくく、先も細くなっている仕事。若いうちは、ほかの職種から回る道をおすすめしています

「残業が少なそうだし、事務がいいかな」と考えていませんか。
人気の職種です。ただ、面談では、若い方が最初からこの仕事を選ぶのは、あまりおすすめしていません。
入りにくいうえに、これから先の道も細くなっている仕事だからです。
こんにちは!
今日は、未経験から始めやすい職種を1つずつくわしく見ていく話の、4つ目です。事務を取り上げます。
地元で働きながら、はじめてに近い転職を考えている20代の方に向けて書いています。
僕は転職の相談に乗る仕事をしていて、月に50名くらいの方とお話ししています。
人気なので、入りにくい
希望する方がとても多い職種です。1つの求人に応募が集まるので、未経験だとなかなか通りません。
面談でも、ここだけに絞って何社受けても決まらない、という方によくお会いします。
給与も、ほかの職種と比べると低めに出ることが多いです。
AIで、仕事そのものが減っていく
もう1つお伝えしているのが、AIの話です。
日々の作業のうち、データの入力や書類づくりのように、決まった手順で進める作業は、AIに置き換わりやすい部分です。そうした作業から減っていき、求人の数そのものも少なくなっていくと考えています。
一方で、電話での受け答えや、社内の人と人のあいだに入って調整する仕事は、人に残りやすい部分です。
次の転職で、強みにしにくい
成果が数字で見えにくい仕事です。
営業なら売上、販売なら店の数字で「何をしてきたか」を伝えられます。事務は、職務経歴書に書いたときに、ほかの方との違いが出しにくくなります。
入りにくく、仕事が減っていき、次の転職でも強みにしにくい。この3つが重なるので、若いうちに選ぶのは慎重に考えてほしいとお伝えしています。
先にほかの職種で働き、あとから事務へ
それでも向いている方はいますし、いずれ事務で働きたいという気持ちも大切です。
そういう方におすすめしているのは、若いうちはほかの職種でしっかり働き、結婚や子育てなどで暮らし方が変わったときに、事務へ移る道です。
- 営業で働いてから、営業事務へ
- 販売で売上や在庫の管理を経験してから、事務へ
- 同じ会社の中で、異動やポジションの変更で事務へ
営業の中身が分かっている営業事務は、頼りにされます。そして、この順番が大事です。営業から事務へ移るのはできても、事務から営業へ移るのは難しいからです。
営業と販売の中身は、ゴリゴリ度で選ぶ営業の記事と、お店をまるごと回す販売の記事に書きました。
Excelは、関数が少し使えれば強い
目指すなら、Excelが使えると通りやすくなります。
難しいことはいりません。合計を出すSUMや、表から値を引いてくるVLOOKUPのような関数が少し使えるだけで、未経験の中では十分に差がつきます。
向いている人、向いていない人
向いているのは、こんな方です。
- 細かい確認や繰り返しを、正確にこつこつ進めるのが好きな方
- 前に出るより、裏で人を支えるほうがうれしい方
- 決まった時間に帰って、暮らしを大事にしたい方
- パソコンでの作業が苦にならない方
向いていないのは、こんな方です。
- 毎日同じ作業が続くと退屈してしまう方
- 成果を出して、そのぶん給与を上げたい方
- 1日座っているより、動き回りたい方
- 人と話すのが大好きで、たくさんの人と関わりたい方
さいごに
人気はあっても、入りにくく、AIで仕事が減っていく職種です。若いうちはほかの職種で経験を積み、暮らしが変わったときに事務へ移る道も考えてみてください。
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松結 紡(まつゆい つむぐ)
転職の相談に乗る仕事をしています。月に50名ほど。じこぴをつくりました。
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