2026年10月1日
「残業は大丈夫ですか」と聞かれたら、なんて答えればいい?

「残業は大丈夫ですか」と聞かれたら、まずは「大丈夫です」寄りで答えてください。
本当に気になることは、内定のあとに聞けます。
ただ、嘘にならないように気をつけてほしいことが1つあります。
こんにちは!
今日は、面接で「残業や出張は大丈夫ですか」と聞かれたときの話です。
地元で働きながら、はじめてに近い転職を考えている20代の方に向けて書いています。
僕は転職の相談に乗る仕事をしていて、月に50名くらいの方とお話ししています。
ふわっと聞かれると、身構える
面接の終わりのほうで、よくこう聞かれますよね。
「残業は大丈夫ですか」
「出張もあるんですけど、大丈夫ですか」
月に何時間なのか、どこへ何日なのかまでは、たいてい言ってくれません。
なので、どう答えればいいか迷う方が多いです。正直に「できれば少ないほうがいいです」と言うと、やる気がないと思われそう。かといって「何時間でも大丈夫です」と言うと、入ってから本当に何時間でも働くことになりそうで不安になる。
面談で面接の練習をしていても、この質問で手が止まる方はよくいます。
ふわっと聞かれたら、前向きに返す
面談では、基本「できます」寄りで答えましょう、とお伝えしています。
たとえば、こんな感じです。
必要なときは、対応できます。
忙しい時期があれば、その時期はしっかり力になりたいと思っています。
これで十分です。「24時間いけます」まで言う必要はありません。そこまで言うと、昔の栄養ドリンクのCMみたいになってしまいます。
面接官がこの質問で見ているのは、細かい条件よりも、前向きに仕事に向かってくれそうかどうか。前に書いた記事で、志望動機で見られているのは意欲だと書きました。残業の質問で見られているのも、同じく意欲です。
逆に、聞かれていないのに「月20時間までなら」と数字で返すのは、おすすめしません。面接官がまだ条件の話をするつもりがないうちに、その場で交渉が始まってしまうからです。
ちなみに「定時で帰ることに全力を注いでいます」と答えた方は、僕の知る限りまだいません。いたら、ちょっと会ってみたいです。
気になることは、内定のあとに聞ける
とはいえ、本当に気になることもあると思います。実際どれくらい残業があるのか。出張は月に何回なのか。
それは、内定が出たあとに聞けばいいんです。
聞き方は2つあります。
- 転職エージェントを通して聞いてもらう
- エージェントに頼んで、条件を確かめる面談(オファー面談)を組んでもらう
内定を出したあとの会社は、もうあなたに来てほしいと思っています。面接のときより、こちらから聞きやすい立場です。
条件を1つ確かめたくらいで、内定はそう簡単に取り消されません。
もし、それで取り消されるような内定なら、その会社には入らないほうがいい可能性が高いです。確かめて損はありません。
残業は、仕事が続くかを決める3つのうちの1つです。残りの2つとあわせた話は、続けられる会社の選び方の記事に書きました。
1を10に言うのはあり。0を盛るのはなし
ここが、冒頭で書いた「気をつけてほしいこと」です。
前向きに答えるといっても、何でも言っていいわけではありません。
僕がよくお伝えしている線は、これです。
- 1を10に表現するのは、あり
- 0を盛るのは、なし
たとえば出張の経験はなくても、旅行が好きで知らない土地に行くのが苦にならないなら、それが1です。「新しい場所に行くのは好きなので、出張も前向きに考えられます」と言うのは、1を大きく言っているだけなので、問題ありません。
でも、行ったことがないのに「前の職場でも毎月出張していました」と言うのは、0を盛っています。
1を10に言うのは表現の工夫ですが、0を盛ると嘘になります。嘘をつくと、入社してから困るのは自分です。出張に慣れているはずの人が、初日にホテルの取り方から調べることになります。「海外出張も慣れています」と言っていた場合は、パスポートを作るところからです。
動かせない事情だけは、先に言う
1つだけ、例外があります。
たとえば、小さなお子さんのお迎えがあって、夕方にはどうしても出ないといけない。そういう、自分の努力では動かせない事情がある場合です。
これは、面接の段階で先に伝えます。
入社してから分かると、会社もあなたも困ります。そして、それを先に聞いたうえで、それでもぜひ来てほしいと言ってくれる会社があったら、そこはたぶん、事情ごと受け止めて長く働かせてくれる会社です。
「できます」寄りで答えていいのは、自分で調整できることだけです。
さいごに
残業や出張をふわっと聞かれたら、前向きに返して、細かいことは内定のあとに聞く。これで十分です。
ただ、1を10に言うには、まず自分の中の1を見つけないといけません。旅行が好き、知らない人と話すのが苦にならない、忙しい時期ほど燃える。そういう1は、案外自分では気づきにくいものです。
自分の中の1を探すところから始めるなら、「じこぴ」を使ってみてください。
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松結 紡(まつゆい つむぐ)
転職の相談に乗る仕事をしています。月に50名ほど。じこぴをつくりました。
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