2026年10月8日
転職の〆切を、引越しや家の契約で決めてしまったら

引越しや家の契約に合わせて転職の〆切を決めると、最後は妥協で選ぶことになりやすいです。
妥協して決めた仕事は、短い期間で辞めてしまうことが多いんです。
その日を動かせないなら、たくさんの会社を同時に進めてください。
こんにちは!
今日は、転職の〆切がほかの事情で決まってしまっているときの話です。
地元で働きながら、はじめてに近い転職を考えている20代の方に向けて書いています。
僕は転職の相談に乗る仕事をしていて、月に50名くらいの方とお話ししています。
たいてい、仕事の外の事情で決まる
面談で「いつまでに決めたいですか」とお聞きすると、返ってくる答えの多くは仕事の外の事情です。
アパートの更新が来月に来る、引越しの日がもう決まっている、貯金があと2か月ぶんしかない、といった具合です。
どれも本人の力ではどうにもならないことなので、責められる話ではありません。家の契約は、こちらの転職活動がどこまで進んだかを待ってはくれないですからね。
近づくほど、選ぶ基準が減っていく
困るのは、その日が近づくにつれて、選ぶ基準がひとつずつ消えていくことです。
最初は「人間関係がよさそうなところ」「この仕事がやりたい」と話していた方が、残りの日数が少なくなると「とにかく内定が出たところ」に変わっていきます。
そうして決めた会社は、入ってからも「本当にここでよかったのかな」が残ります。
僕が支援しなかった方で、自分で決めたり、ほかのエージェント経由で決めたりしたあと、やっぱり合わなくて僕のところに戻ってきた方もいました。
辞めたあとに本人が挙げる理由は職場のことが多いのですが、さかのぼると〆切の決まり方に行き着くことがあります。
動かせないなら、たくさんの会社を同時に進める
期限があるなら、1社ずつ受けて結果を待っている時間はありません。
面談では、応募先をどんどん増やして、たくさんの会社の選考を同時に進めましょう、とお伝えしています。内定を1つでも多く取っておく、という作戦です。
内定がいくつかあれば、期限の前でも選べます。選ぶときの目安は、人間関係、仕事内容、長すぎない残業時間の3つのうち2つです。この話は続けられる会社の選び方の記事に書きました。
何社くらい出すかの目安は、応募の記事に書いています。
エージェントから、企業にも伝えてもらう
転職エージェントを使っているなら、いつまでに決めたいかを最初の面談で伝えてください。そのうえで、企業にも先に伝えておいてもらうのがおすすめです。
企業のほうも期限が分かっていれば、面接の日程や結果の連絡を、そこに合わせて考えてくれることがあります。ぎりぎりになっても内定が出そろわない、ということが起きにくくなります。
〆切に限らず、仕事の外の事情は、あとから効いてくるものです。とてもいい内定が出て、僕もすっかりうれしくなっていたら、その方から「彼女に怒られました」と連絡が来て、そのままLINEをブロックされたことがありました。うれしい報告を待っていたぶん、あれはなかなか食らいました。
家族やパートナーの考えも、期限と同じで、最初に話しておいてもらえると助かります。言えていない条件が残ったまま話が進むのがいちばん困る、という話は、相談の記事に書きました。
家の予定と、転職の予定を分けることもある
人によっては、家の予定と転職の予定を、別々に組み直すお手伝いをすることもあります。
ひとつの日付に全部がぶら下がっていると、どれかが遅れたときに、ほかも一緒に崩れてしまいます。分けておけば、転職のほうは転職のペースで進められるんです。
どこまで分けられるかは人それぞれなので、一人で抱えずに、担当者に相談してみてください。
さいごに
〆切がほかの事情で決まっているのは、珍しいことではありません。ただ、それに合わせて基準まで減らしてしまうと、入ったあとでもう一度、同じ転職活動をすることになりかねません。
動かせない〆切があるなら、たくさんの会社を同時に進めて、内定を1つでも多く取っておいてください。選ぶ余地が残っていれば、ぎりぎりでも納得して決められます。
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松結 紡(まつゆい つむぐ)
転職の相談に乗る仕事をしています。月に50名ほど。じこぴをつくりました。
X: @MatsuyuiTsumugu / note: note.com/matsuyui_tsumugu