2026年10月20日

最初の職種で、この先は決まってしまうのか

朝の川沿いの並木道。落ち葉の散る舗装路がまっすぐ先へ続き、左手の河川敷の向こうに高層ビルが並んでいる

1.最初の職種を選ぶ前に、手が止まってしまう

未経験から転職しようとすると、最初にどの職種を選ぶかで迷います。

ここで選んだ仕事で、この先がずっと決まってしまう。そう思うと、なかなか一つに絞れません。

選ぶ前に固まってしまう方に、面談でよくこの話をしています。

この記事は、地元で働きながら、はじめてに近い転職を考えている20代の方に向けて書いています。僕は転職の相談に乗る仕事をしていて、月に50名くらいの方とお話ししています。

2.「最初の職種で、この先が決まる」という思い込み

ここまで、販売・接客、営業、施工管理、事務、インフラエンジニア、製造の6つを見てきました。

どれを選んでも、そこで行き止まりにはなりません。最初の職種は、一生の仕事を決める選択とは違います。

3.先に答えを言います

最初の職種は、通過点です。入ってから何が面白かったかで、次に進む先が分かれます。

4.職種ごとの、次への分かれ方

販売は、接客だけの仕事ではありません。お客さんの少ない平日は、売り場づくりやアルバイトの面接まで、お店の運営をまるごと任されます。そのなかで、どこに手応えがあったかで次が分かれます。

営業からも、行き先はいくつもあります。提案を考えるのが楽しかった方は、企画やマーケへ。後輩を育てるのにやりがいを感じた方は、人事や管理職へ進みます。同じお客さんと長く付き合うのが好きだった方には、契約したあとのお客さんを支える仕事が合います。数字を追うのが性に合った方は、法人営業など、営業をさらに極める道へ。

施工管理や製造のような現場の仕事も同じです。段取りを組むのが楽しかった方は、生産管理や工程管理へ。不良の原因を探すのにはまった方は、品質管理へ。人をまとめるのが得意だった方は、班長や現場の責任者を任されていきます。図面に興味が出てきた方は、設計やCADへ。CADの仕事には、フルリモートの求人もあるんですよね。

5.月50名の面談で見ると

何年たったら次へ、という決まりはありません。合図は2つです。

1つは、「これをもっと極めたい」が出てきたとき。手応えのあった仕事が、そのまま次の行き先になります。

もう1つは、暮らしが変わったとき。たとえば、個人のお客さんを相手にする営業は、平日休みのことが多いです。土日に休みたくなったら、法人営業や本社の仕事のように、土日休みが多い仕事へ移る方もいます。

6.よくある形:前の仕事との「つながり」を話して伝わる

面接でよく伝わるのは、「前の仕事のここが面白かったから、次はこの職種を選びました」というつながりの話です。

たとえば「販売でアルバイトの面接を任されて、入った人が活躍するのがうれしかった。だから人事を選びました」と話せば、なぜ人事なのかが、そのまま相手に届きます。

7.補足:リセットされるのは、仕事の名前だけ

どちらの合図で移っても、最初の職種で身につけたものは持っていけます。転職でリセットされるのは、仕事の名前だけです。

8.まとめ

最初の職種は通過点です。入ってから何に手応えがあったか、暮らしがどう変わったかで、次の行き先が分かれていきます。

いまの仕事やアルバイトで「これは面白かった」と思えた場面を、1つだけ書き出してみてください。次の職種の手がかりにもなりますし、自己PRの素材にもなります。

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松結 紡(まつゆい つむぐ)

転職の相談に乗る仕事をしています。月に50名ほど。じこぴをつくりました。

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